賛否両論はありそうですが、個人的には、ここ3年で最も良い買い物をしたとおもうのが、このチェアーです。
7万円近くするとはいえ、それだけの価値はありますね。
 ちなみに、うちの飯村さんは、同種のワンランク上のモデルを使っています。

 そりゃ1日12時間以上同じところに座り続けるわけですから、腰、お尻への負担は相当なものです。
 ヘルニアの症状から坐骨神経痛になり、まともに歩くことも座ることもできなくなったときに、非常に救われました。そもそも、以前に使用していたチェアーは座面が固く、数時間座るとお尻が痛くなって仕事になりませんでした。
 このチェアーを購入し、すでに3年近く経ちますが、一切、腰、お尻に辛さを感じなくなりましたね。高いものが必ずよいものとは限りませんが、少なからず悪いものはなく、状況次第では、何モノにも代え難い至高の逸品ともなります。

 そんな話はさておき、今回の展開予想データのお話。

 前回のコラムで、「ローカルほどペース指数が重要になる」ということを書きました。今回は主にこの話をしたいとおもいます。

 その前に、展開予想データのおさらいからやりましょう。

 展開予想データには、主に以下の4つの指数があります。
 
  元になる数値 意味
テン指数 前3Fタイム ダッシュ力
ペース指数 走破タイム-後3Fタイム 道中どれぐらいのペースで走ったか
上がり指数 後3Fタイム 勝負所からの最後の脚
位置指数 後3F地点での先頭との差 勝負所でどのぐらいの位置につけたか

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また、展開予想データには、「実績値」と「予想値」があります。
・実績値
 レース結果より算出したもの。成績データ、前走データ等に格納される。

・予想値
 今回その馬が出すと予想される指数。各馬の過去走の実績値より計算される。
 これが、展開予想図(道中図、残3F図、ゴール図)計算の元になる。


 以上が、展開予想データの概要です。

 要するに、ペース指数では、どれだけ速い流れで競馬したか(出来るのか)がわかります。

 ローカル競馬の特徴といえば、「小回りで直線が短いがため、動くタイミングが早くなる」ことでしょう。
 たとえば、小倉芝1800mや芝2000m戦では、平均1000m過ぎで最もペースが速くなります。
 (備考:直線が長い東京コースは逆に残り400m近辺で最も速くなります=上がり指数重視)

 ペース指数が高い馬は、中盤にしっかりと動けるということになり、動くタイミングが早いローカル競馬では、この指数が特に重要となるわけです。

 もちろん、その流れに対応できたとしても、体力がなければ最後まで息をもたせることができません。そこはIDM(能力指数)で補います。

 ペース指数が高く、かつ、IDMが高ければ、流れが厳しくなるローカルでも対応でき、かつ、勝てる競馬ができるという考え方で間違っていないでしょう。
 ただし、全体ペース次第では能力がそれほど高くなくてもペースに対応できれば、好走できてしまうケースも少なくありません。

 以下のようなレースがその典型です。
サンプル_3月2日小倉10R

 3月2日小倉10Rの結果です。9頭立てのレースでした。

 上の表では、分かりやすいように、ペース指数順が高い順に並び替えました。
 (数値が小さいほど高い)

 勝利したのは、ペース指数が2番目に高かったテーオーケンジャ(単勝9番人気)でした。
 3着には、ペース指数が1番高かったトーホウストロング(単勝8番人気)が入線。
 このワイドが2850円、3連複が1万8730円もつけました。
 ペース指数だけで獲れた典型的なパターンです。

 以下が、対象レース全体の集計結果。
集計 条件設定
開催日  2010/01/01~
開催場所 札幌,函館,福島,小倉
IDM印   ▲,注,△,▽
芝ダコード 芝,ダ
重 量 馬齢,定量
ペース指数 < -5
位置指数  -10~0

ペース指数集計結果1

1000万条件はちょっと難しそうですが、その他の条件では、複勝率が3割近くあり、単勝回収率も100%を超えてきています。

そして、こちらが、基準単勝オッズ8倍以上に限定した集計した結果。

ペース指数集計結果2


 もちろん馬券圏内率は低下しますが、勝率が変わらず単勝回収率が大幅にアップしていることから、ペース指数が高い人気薄がバリバリ好走してきていることがわかりますね。

 単勝回収率で100%を超えてくれれば、連馬券に落とし込んだ時はもっと高い回収率が期待できます。

 下は、上の条件を軸馬として、上位人気馬に流したときの、連馬券の成績です(2013年1月以降)。
ペース指数集計結果_連馬券

 集計ができない3連単以外のすべての券種で、回収率100%を大きく上回る結果が出力されました。
 
 ちなみに、ローカル競馬は、福島を除き、結構オッズが甘いです。人気薄が大駆けしてくるこのような条件こそ、「買い!」となるわけですね。


 なお、展開予想データは、JRDBの基本データパックに入っています。
 利用するには月額1980円必要ですが、この金額を高いと捉えるか低いと捉えるか、、、これこそ使い手次第なのかもしれませんね(笑)。

 →JRDB(ジャパン・レーシング・データ・バンク)のサイト(リンク)

TEXT 奥野憲一