【東京10R 日本ダービー】

※日本ダービー(東京優駿)は東京10Rです。

 今年の皐月賞はかなり歪な競馬だったようにおもう。天候、馬場、ペース、そして上位入線馬の降着…。
 優秀なノーザンファーム生産馬が能力どおり強い競馬をしてきて、予定通り人気になって勝ち切るとおもっていたら、勝ったのは日高の馬。ハイレベルハイレベルといわれるが…。そういえばゴールドシップ(日高)が皐月賞を勝った年も、ノーザンファーム、社台ファームの良血馬たちがこれに負け、3強ムードとなったダービーで巻き返しを期待されるもパカパカファームのディープブリランテが勝ち、青葉賞から滑り込んできたフェノーメノが2着。3着も路線外。
 なんだかんだ、3強とか4強とか、そういう状況が生まれているときというのは、そうならない事が多く、いろんな意味での「金」にファンが踊らされているだけなのかもしれない。2億円とか金子さんとか(笑)

 さて、皐月賞は3強だったが、ダービーでは1強増えて4強に。 
 前日20時30分段階での人気は以下の通り。

 1番ディーマジェスティ 3.1倍
 3番マカヒキ      4.2倍
 8番サトノダイヤモンド 4.4倍
 12番リオンディーズ   6.3倍

 まずこの4頭の不安材料をあげる。

 ディーマジェスティは外厩を使われていない点。前走は相当疲労しているはずで、それを厩舎内できっちりケアできたのか? 2週前の立ち写真をみても、腹回りに脂肪がついている。皐月賞後、1週休ませてから毎週時計は出されているが、びっしり追ったのは正味今週だけ。だが…。

 マカヒキは、弥生賞から小さい骨瘤が発症し、皐月賞ではそれが少し大きくなっていた。500㎏を越す巨体であがり32秒台を出す馬。脚元への負荷がかなり大きいのだろう。順調に来れているとはいい難い。

 リオンディーズはやはり気性。弥生賞、皐月賞と、体は成長しても、精神面が成長しておらず、この中間はその改善に努めている。しかし、さすがは角居厩舎。そうしながらも体をしっかりと作りこんでいる。厩舎は違うが、3年前のダービー馬ディープブリランテも、気性に難があり、皐月からダービーの中間、騎乗停止中の岩田騎手とともに一致団結してダービーを制したという一つの物語があった。ディープブリランテの場合はハミを変える工夫をしていた。口に入るハミ身のジョイント部分が尖って舌にあたり、それを嫌がっているのではないかという想像から、ダブルジョイントに変えてみた…とか。リオンディーズにおいては、この中間の追い切りで舌を縛ってきた。レースでも使ってくるようだ。舌を縛っていなかった皐月賞時の追い切りでも、行きたがるところは見られなかったので、それだけで”大丈夫”とは言いきれない。

 4強のうち不安材料がより少ないのがサトノダイヤモンド。スタートがうまく、折り合いの不安は少しだけ。それだけに好位から競馬ができる。不安材料を挙げるとすれば、長距離色が強すぎることぐらい。良く言うと綺麗にまとまり過ぎている。悪く言うと、一昔前の名馬っぽくて今風ではない。最近のダービーは多少マイラーっぽい要素が必要。しかし同馬にはそういう要素がほとんどない。ゴールドシップやキタサンブラックがその好例かもしれない。

 この4頭から少し離されて4番人気に支持されているのがスマートオーディン。

 10番スマートオーディン 10.7倍

 ダービー2勝の名トレーナー松田国英師。皐月賞を蹴ってダービー一本に絞り込み、不安材料を拭いつつここまで成長させてきた。父ダノンシャンティも同じマツクニ厩舎で作られた馬ということもあるが、その父にそっくり。
 今年に入り多めのプール調教を課し、スタミナと柔軟な筋肉を身につけた。一度形を崩したものの、それは改良の途上ではよくあることで、ようやくその成果が身に付き、競馬で発揮できるようになった。
 先日他界した祖母フジキセキはクラシック戦線にも乗れず引退、父ダノンシャンティはダービーの2日前に骨折が判明し出走が叶わなかった。先祖の無念を晴らすにはここを勝つしかない!そのための人事は尽くされたはず。

 さて、ディーマジェスティの続き。
 出走メンバー中、最もディープに近いディープ産駒。エンジンのふけ上がりも相当いい。さらに凄いとおもわされるのは、馬自身が競馬に向かうにあたり自分で体を作っているところだ。恐らくこの馬は先天的に頭が良いのだろう。共同通信杯のときは、「これまだちょっと太い」と軽視し、皐月賞では、「NHKマイルなら勝ち負けするんじゃない」ってことで軽視。どちらも勝ってしまった。恐らくこの中間の”イメージのズレ”もそうなのだろう。いい意味で、我々競馬ファンの期待を裏切ってくれる。今回も油断させておいて(1番人気だが)、皐月賞で見せた圧倒的なスタミナと脚力で圧勝してしまう可能性は十分あり得る。「この馬で悲願の凱旋門賞を…」あるかもしれない。

 リオンディーズがだめでも…、の角居厩舎からヴァンキッシュランがギリギリここに間に合った。こちらもガサがあるディープ産駒。気が良く好位で折り合え、追い出すとスッと加速して後続を突き放す走りが前走の競馬。内容は非常に良かった。鞍上の内田騎手は、昨年のフローラS以来、久々に芝の重賞を勝利。ここ数年は「ダートの内田」になっていたが、最近は芝でも勝てるようになってきた。人馬ともに勢いはある。


◎1番ディーマジェスティ
○10番スマートオーディン
▲14番ヴァンキッシュラン
注8番サトノダイヤモンド
☆12番リオンディーズ
△3番マカヒキ

 以上。

馬券はこういうイメージで。
最終決断は直前情報を見てから…。

ダービー馬券イメージ


(奥野憲一)

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本日は日本ダービー!!
あの馬の脚元大丈夫!?
あの馬は馬具変更あるの!?

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