【東京11R ジャパンカップ】
◎17番シュヴァルグラン (14.6倍⑦) ノーザンファーム 佐々木主浩氏
○12番サウンズオブアース(12.6倍⑤) 社台ファーム 吉田照哉氏
▲11番フェイムゲーム  (97.5倍⑯) ノーザンファーム サンデーレーシング
注1番キタサンブラック
△16番リアルスティール
△9番ディーマジェスティ
△14番レインボーライン

 シュヴァルグランは大外枠が嫌われてか非常に売れが甘い。いや、追い切りがパッとしなかったからか…。
 前走は少しお釣りがあるかなぁといった程度で、かなりデキは良かった。初めての関東輸送にも拘わらず落ち着きもあった。初めての左回りもどうかと多少気にしながら本命視したが、なんてことはなかった。あの走り方からするとむしろ左回りのほうがあっている。充実の4歳秋。小回りも苦にしないことからも、もしかすると有馬記念までもっていってしまうかもしれない。

 サウンズオブアースの前走はあきらかに本番に向けてのデモンストレーション。シャドーロール無しのリングハミはデビュー以来初めての構成。後方で折合えるか、溜める競馬でどこまで伸びるかを再確認。中間の調教はいつもどおり、1週前に叩き一杯、当週は折り合い重視、長めを最後までしっかりと脚を伸ばすことを意識した内容。悪くない。
 昨年は久々の左回りの影響が出たようで、直線は終始外にモタれていた。3コーナーから4コーナーで、ずっと外を回らされたロスも最後の脚を鈍らせた。
 鞍上は引き続きM.デムーロ騎手。今期重賞成績は、勝率22.8%、馬券圏内率50%と驚異の成績。回収率は単複ともに100%を超えている。実に頼もしい。

 フェイムゲームはまだ6歳。そもそも目立つタイプではないし、強いか弱いかの比較をすれば、強いとはいえない。が、体力上位は認めてたあげたい。今回こそ状況は向く。

 今回R.ムーア騎手が手綱を取るのがリアルスティール。ドバイデューティフリー以来。こちらはスローになれば…という条件付き。パフォーマンスをフルに発揮できる条件は芝1800~2000m。2400mの消耗戦になると分が悪い。

 他、ディーマジェスティはセントライト記念時にみられた骨瘤の影響がどうか。不安がある以上は強く押せない。

 ノーマークだった有馬記念を勝ってから常に注目されるようになったゴールドアクターは、まだ気の悪さを矯正できていない。それでも勝てているから気にしないほうがいいのかもしれないが、G1となるとまた話は別。

 キタサンブラックは今回も1番人気。前走は7割程度のデキで完勝。強い。並んだらぬかせない勝負根性が凄い。この馬を負かすにはどうすればいいのか…。末脚を鈍らせる、馬場が荒れたところを走らせるしかなさそう。そういう意味でも、鞍上がどういった競馬をしてくるかが見もの。

 3連複やワイドで売れやすいレインボーラインは、金メダルを取れないところもまた父ステイゴールド譲り。姉のアニメイトバイオも同様のタイプだった。気で走るタイプだからピークが短い。

奥野憲一